interview 社長インタビュー
自分の仕事で、暮らしをもっと便利に、快適に
「作りたいものを作る」のは険しい道か?
皆さんは子ども時代、どんなふうに過ごしていましたか?私自身は、実は、大変な空想家の子どもでした。テレビアニメひとつとっても、観た後にこの作戦ならどうだろう、自分ならこうする……などと延々考え始めると想像は尽きず、頭の中は常に忙しく回転していました。それは、私にとってかけがえのない至福の時間でした。
こうした生来の気質というものは、年月を経ても、そう大きくは変わらないものです。社長という立場になった今でも、私は、量販店や雑貨屋を訪ね歩いて次の新製品の色を想像してみたり、他社製品の売り場に立って、自分ならこうやって作ると考えたり。空想だけで満足するのではなく、それを形にできる仕事に就いたことで、子どもの頃以上に あれこれと想像を巡らせることが日課となっています。
一方で、製造現場は思い通りにいかないことの連続です。一生懸命に考えて、時間も労力もかけて作ったものが失敗し、そこまでの過程が無駄になることも珍しくはありません。それが私たちの日常であり、現実です。お客様のご要望を100%実現して作っても、陽の目をみることなく消えていく商品もあれば、誰にも注目されていなかったものが、何かのきっかけで脚光を浴び、突然ヒット商品になることもあります。
当社でも、毎年、新製品の開発プロジェクトが立ち上がっては消えていきます。無数のプロジェクトの中で、成功例なんて全体の3割もありません。この仕事をやればやるほど、何が正解なのかわからなくなる……というのが正直な感想です。
それでも、失敗のたびに歩みを止めているわけにはいきません。つらい状況にあっても、次の仕事へのモチベーションを保つために必要なことは、ただひとつ。自分自身の内側から「作りたい」「世に問いたい」という気持ちが自然と湧きあがってくるようなものを信じて、作り続けることです。
険しい道すがらでも、前を向いて、明るく、楽しんで次の課題に向かっていくこと。歩みを止めないこと。その時、「自分自身が作りたいものを作る」というシンプルな想いは、必ずあなたを支えてくれるでしょう。
私たちの幸福は、会社の繁栄と共に
惣田製作所は、日々、お取引先様やユーザー様に喜んでいただけるものを作る中で、社員自身もそこに幸せを見いだせるような職場でありたいと考えています。同時に、社員の皆さんには、社員であると同時にひとりの人間として、自分の人生を豊かに生きてほしいと望みます。実際、仕事と私生活とは完全に切り離せるものでもなく、「仕事」は人生において、もっとも重要な社会との接点のひとつでもあります。
当社で得る仕事の技術やスキルは、もちろん職業人生において有益なものになるでしょう。
しかしそれ以上に、社員の皆さんが、当社のお客様や社員同士の関係を通じて、人間としての厚みを増すような経験をたくさん積み、その経験から人生を歩んでいくうえで大切なことを会得してくれたなら、私にとってこれほど嬉しいことはありません。
当社社員には、文理の区別を問わず、また、全くの別業種からの転職で未知の業界に飛び込んでくれた中途採用者が数多く含まれています。
明るく、前向きに自らの人生を切り開いていける人は、どこに行っても居場所を見つけて活躍できる人材でもあります。勇気を持って私たちの世界に飛び込み、異業種での経験も生かしながら、広い視野で自らの可能性を追求できる人。
そんな仲間を、惣田製作所は求めています。
自分の仕事で、
人々の暮らしを今よりもっと便利に、快適にしたい。
その未来の実現に向けて、あなたが作りたいものは何ですか?
あなた自身が挑戦したいこと、新しいアイデアを、ぜひ聞かせてください。
皆さんにお目にかかるのを楽しみにしています。